備前焼について。

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久しぶりに(!)アンティークなお話をしたいと思います。
今日は、備前焼について。。

備前焼は、備前国(現在の岡山県)の焼き物です。
日本には古代より六古窯(ろっこよう)といって、6つの有名な焼物がありますが、備前焼もそのひとつです。。
釉薬を使わず、焼成時に自然にできる景色を楽しむ焼き物です。

その素朴ながら深い味わいのある形や景色(模様)は、
自然のなせる業であり、とても人気があります。

土色は、どちらかというと褐色系でしょうか。。

焼物に詳しくない方でも、
備前焼から始められると見分けがつきやすくていいかもしれません。

備前焼を楽しむコツは

ゴマ。
上部に見える黄色い点々のようなものです。
焼くときの灰が自然に溶けてくっついたものです。

次に

緋襷(ひだすき)。
文字通り
緋(赤色)の襷(たすき)がかかっているように見えるためです。
赤の線がたくさんはいっているでしょう?

他にも色々ありますが、
主な特徴としてはこれくらい。
特に緋襷(ひだすき)は、備前焼の特徴ですので見分けるときにとても便利。
それに美しいですしね。

備前焼は、ビールを飲むのに細かい泡がでてとてもいいといわれています。
他にも、焼酎を飲んだりするのにも雰囲気がでていいですよね。
日本酒などのお酒類を飲むイメージがあるようにも思います。
コーヒーカップ等もあります。

あとは、お茶道具や華道具としてもよく楽しまれます。

これは一輪挿しにしたり、茶入れにしたり。

ミニチュアの徳利は、野花をちょっと活けるのに最適です。もちろん、そのままインテリアとして飾っても。

先ほども言ったように、
備前焼は自然釉薬を楽しむ焼き物ですから、
ひとつとして同じものはできません。
色々な景色(模様)を楽しむ焼き物です。
そこが人気の理由なのかもしれません。。

さて、今回ご紹介した中に、
備前焼作家・吉岡初稲さんの作品があります。



の3点です。
どれも銘(陶印)が

「玄」というのがそのシルシです。

吉岡初稲さんは、ご主人の吉岡裕之さんとご夫婦で「玄界屋」という窯を築いていらっしゃいます。
ご主人とお話したことがありますが、とても温和で優しい作品通りのお人柄でした。
機会があれば、初稲さんともお話いてみたいものです。。

【緑由】も備前焼は大好きな焼物のひとつです。
仕入れの時も、ついつい備前焼に目がいってしまいます。
仕入れられたらとても嬉しくて、いつまでも撫でなで。
その肌触りなど、いつまでも楽しんだりしています。

余談ですが、古い焼き物はそうやって色んな人が愛でて今に受け継がれてきており、
少しずつ表面がなめらかになってきてその肌触りはとても柔らかです。
そういうところが骨董(アンティーク)としての価値があったりするのです。。

人が愛し受け継いできたものを楽しむ。。。
その歴史を楽しむ。。。
それが、骨董(アンティーク)を楽しむ秘訣(ポイント)だったりします。

難しいことは考えず、
可愛いと思うものを
美しいと思うものを
愛しいと思うものを
撫でなで。。

これであなたも骨董愛好者(アンティークユーザー)です。

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