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年末の疲れもそろそろ出始めて。
今日は半日、ぐーぐーぐー。
まったりのんびりが好きな【緑由】の本領発揮!な一日でした。
いや、これは怠け者なだけかな。。。(笑)。
やきものはよく「一楽、二萩、三唐津」と言われたりします。
萩焼は、やきものの中でも2番目によいとされているやきものです。
萩焼の歴史は今から400年ほど前から始まります。。
豊臣秀吉の時代、朝鮮の陶工が来てやきものを焼き始めたのが最初です。
現在の山口県萩市で焼かれました。
藩主である毛利輝元が自分の藩で作らせ、毛利藩の御用窯となりました。
萩焼は、長い時間をかけて低い温度でゆっくりと焼かれます。
そのため、感触的に柔らかい感じがして、表面には細かいヒビが入ります。
もちろん、このヒビは欠陥ではありません。
このヒビを貫入(カンニュウ)といい、器に水分を入れた時にその水分を吸収するという特性があります。
つまり、長く使えば使うほど色んな水分を吸収し、器自体の色味が変わっていくのです。
抹茶碗では、その水分は抹茶であるため、
それを「茶慣れ(ちゃなれ)」といいます。
もしくは、「萩の七化け(はぎのしちばけ)」といったりします。
デザインは、素朴なものがほとんど。
模様をつけたりはせず、
釉薬(ゆうやく。土の上からかけるコーティングのこと)も透明や白く濁るものがかけられるくらいです。
そして高台に少し特徴があります。
それは、切高台(きりこうだい)と呼ばれる形。
高台の一か所を三角に削って(切って)いるのです。
つまり、
切高台(きりこうだい)になっていたら、まず萩焼とみるところから入っていってもいいかと思います。
以上、萩焼のお話でした。。。
今日はちょっぴり堅苦しいお話になってしまいましたね。
【緑由】が個人的に持っている萩焼のイメージは、
「とっても優しい薄紅(うすべに)色の柔らかいやきもの」です。
絵付(えつけ。表面に描かれる模様や柄のこと)も特になく
柔らかな白の釉薬(ゆうやく)がかかった女性のようなやきものだなあ、といつも思います。
眺めていると、ほっこりします。
使えば使うほど、雰囲気が変わる器というのも魅力的ですね。
器と一緒に歴史を刻めるなんて素敵。
長い時間を共に過ごして、
そのあとは次の人に受け継いでもらう。
もしくは、大きな時の流れの中の一時を、
一緒に過ごしてもらう。。
そうしているうちに器の方も色合いをかえてゆく。。
そんな風にアンティークと過ごすのもいいですね。
急激に変わっていくのではなく。
ゆっくりまったり、それでも少しずつ変わってゆく。
自然に逆らうことなく。
ある日ふと
「あれ?雰囲気が少し変わった?」
って気づくのも面白いかもしれません。。。
あ、最後に注意点をひとつ。
今日お話ししたように、萩焼は貫入(カンニュウ)がありますので、
器に染み込んだら困るもの(例えばコーヒーとか)や
油っこいもの等は入れないようにしてくださいね。
いつも同じ話になっちゃいますが、
脂肪分を含むという意味合いで、
【緑由】の好きな牛乳を入れて飲むのは不向きです(笑)。
。。。無脂肪乳ならいいかな。。。?