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さだまさしさんのコンサートに行ってきました。
元々は、亡き母が大好きな歌手でした。
幼いころ、病弱だった母が病室で同室の人にダビングしてもらったカセットテープを一生懸命聞いていたのが記憶にあります。
そのカセットは、さだまさしさんのライブレコーディングのものだったらしく、
曲を聴いてしんみりしながら
トークを聞いて笑い転げながら、長い闘病生活を過ごしていました。
そんなに好きだったのにコンサートに行く機会はなかったらしく、生まれて初めて言ったコンサートは晩年、父と母と私の三人で車いす席での観賞でした。
これが、彼女にとって最初で最後のさだまさしさんのコンサートとなりました。
次の年も行こう!とチケットをとったのですが、、、コンサートのわずか数日前に彼女は旅立って行き。。。この年、コンサートは父と二人で出掛ることになりました。。
そのあと思い出すのが辛くて、中々コンサートに行く気になれなかったのですが、
ようやっと今年、行くことができました。
今年は、父が出張が重なったため、私一人で出かけました。
幕が開いたとたん、涙がじんわりと出てきました。
色々な思いが交差する、さだまさしさんはそんな雰囲気を醸し出す歌手のような気がします。
最近、さだまさしさんのCDばかり聞いていたせいか、ほとんど聞いたことのある曲ばかりでしたが、それでも聞いたことのない曲で
「献灯会」という曲がとても心に残りました。
「♪南無観世音 あのひとを お守り下さりますように♪」
という歌詞があります。
こんな風に人を愛せたらとても素敵なことだと思いました。
私がわたしがと思うのではなく、
まず相手を思いやる気持ちを持つこと。相手を愛おしいと想うこと。
のんびりまったり過ごしているつもりが、いつの間にか自分で自分を追い込んでしまっていたのかもしれません。反省、はんせい。
さだまさしさんいわく、亡くなった人は消えてなくなってしまうのではなく、その人を覚えている人がいる限り、生き続けているのだと。その人もまた記憶の中で成長しているのだということでした。
もしそうだとしたら、母は今の私のことをどう思っているでしょうか。。。
いえ
もしかしたら私がこんな人間になることを、知っていたのかもしれません。
いえ
母自身がこんな人間だったのかもしれません。
母と私は別の人格を持った人間である。
あたりまえのことですが、この境界線が年々曖昧になってきました。。。
髪の色もしぐさも、味の好みも、最近母そっくりになってきて。
やはり、母は私の中で生きているのかもしれません。
あ、でも母はアンティークには興味がありませんでしたから。
これは私の人格ですね(笑)。
しんみりしたお話になってしまいました。
さだまさしさんの唄は、ちょっぴりセンチメンタルな気持ちになるのかもしれません。
「“さだまさし好きなの?暗ーい!”って言われない?」とご本人が冗談のようにおっしゃいますが、
人の心の機微をとてもうまく表現される歌手だと思います。。。
暗いっていわれても、またコンサートに行きたいと思います(笑)。
いえ、もうすでに「渋いな~。」とは職場で言われたのですけどね。。。