私のお商売道具-古文書解読に必要なもの-

ブログランキングにご協力お願いしまーす。
↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 雑貨ブログ アンティーク・レトロ雑貨へ

INTERNET SHOP 【緑由】オープンしました!
INTERNETSHOP緑由へ

今日は、【緑由】の成り立ちについてお話してみようかな、と思います。。

アンティークを取り扱っている【緑由】ですが、
一番の得意分野は、「古文書(こもんじょ)」です。

というわけで、私のお商売道具。

特にこの2冊。
通称「くずし字辞典」。
古文書(こもんじょ)解読には、この2冊があれば十分です。
色々な辞典がありますが、最もポピュラーな辞典はこれです。

もちろん、【緑由】もヘビーユーザーです。
ある意味、イチバン好きな本かもしれません。。
一日読んでいろ、と言われても苦痛じゃないかも。。(笑)。

中身はこんな感じ。

「候(そうろう)」の項です。
これだけあって、全部「候(そうろう)」。
ちなみに8番は「候也(そうろうなり)」と読みます。

ミミズが這(は)ったような字?
慣れるとそうでもないんですが。。
読めると楽しいですよ。。

さて、この本を買ったのは大学2年の時。
1冊で1万円近くするものなので、3日以上悩んで買いました。
当時はこんなに役に立ってくれると思っていなかったので。

アンティークほどじゃないですが、
くずし字辞典もすっかり年季が入りました。

ボロボロになっているのも愛着がでます。
一生懸命辞書を引いて、少しずつ字を覚えていったのが懐かしいです。
、、、今でも一生懸命引いていますが。。。

古文書解読は、「慣れ」だと言われます。
【緑由】もどうしたら読めるようになるの?と聞かれても
「慣れと勢い」としか言いようがありません。。。

たくさん古文書(こもんじょ)に触れて、読んで、
字の形を覚える。。
それが一番の近道です。

【緑由】もイチバン初歩の古文書(こもんじょ)
「田畑売渡書(でんばたうりわたししょ)」を
通学帰りの電車の中で、繰り返し読みました。

家に帰ってからは、筆ペンで古文書をなぞったりもしました。

そうしているうちにある日、ふと
読めるようになるのです。。

古文書(こもんじょ)に慣れたら次に使うのが
この辞典
この辞典は、最初の一画目が縦から始まるか横から始まるか
から調べる辞典です。
その後、大体の予測がついたら確認のために
こちらの辞典を引く。

こうやって読み解いていきます。。

慣れれば慣れるほど、
自分の読める字が増えるので、
辞典を引かなくても良いようになります。。

さて、ちなみに【緑由】は
どんな風にくずされているのでしょうか。。
【緑】
【由】です。

「緑」は見慣れない字ですが、
「由」はひらがなの「ゆ」になる漢字ですから見慣れていると思います。

昔の手紙って難しいことを書いているって思いませんか?
読み解いてみたら、案外単純なんです。

【緑由】が昔読んだのは、
半分以上があいさつ文(笑)。
「お父さん、お母さんお元気ですか?お兄さん、お姉さん、弟よ、妹よ、伯父さん、伯母さん、ついでに使用人のみよも元気ですか?それから・・・」
という風にずーっと元気かどうかを聞いて最後数行に
「ところで21日に帰りますから、港に迎えを寄こしてください、以上。」
みたいな(笑)。
最初から3行でいいんじゃ?と笑ってしまったことがあります。

他には、父親が息子を心配している手紙、とか。
今も昔も人々は相手を思いやり、変わらず人を愛して生きていたんだなあということがよくわかる手紙でした。。

古文書が読めるということは、
昔の人々の心に触れられる、ということ。
当時の人々の想いを言葉を、今の人々に伝えられる、ということ。

古文書が読めるようになって良かったと
心から思います。。

まあ、これだけではご飯が食べられないので(笑)。
時々解読依頼を受けます。
今も軸を数本あずかっています。

どんな字が書いてあるのか、
お家に軸があっても読めない人が多いので。
字だけの軸は特に。

くずし字辞典が【緑由】のお商売道具であるわけです。
もし、解読してほしい文書や軸がありましたら
お問い合わせくださいませ。。

INTERNETSHOP緑由へ

↑アイコンをクリックし、お問い合わせフォームよりメールをお送りください。。

あ、やっぱり宣伝になっちゃった(笑)。

カテゴリー: アンティークなお仕事。   パーマリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>