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やってきましたね、クリスマス寒波。
寒い、さむーい。
外でも寒そうな風がびゅうびゅう、
普段は穏やかな瀬戸内海も白波が立っています。。。
えっと、今日はクリスマスです。
19時頃、外から「もろびとこぞりて」をうたっている声が聞こえてきました。
それも大勢で。
どこかの教会の聖歌隊でしょうか。。
私はクリスチャンではないし無宗教に近い人間なのですが、
それでも何かを信じることで
人に優しく接することができるなら
それも素敵だな、って思います。。
根付(ねつけ)というのは、
江戸時代などに人々がつけていたアクセサリーのひとつです。
アクセサリーといっても、実はとても実用的で、
紐を通してお財布や印籠、煙草入れにつけ
それを帯で挟んで落ちないようにしていました。
帯からちらりと見える、
そのちょっとした小物に
当時の人々はおしゃれと粋さを競ったのです。
現代でいうキーホルダーや携帯ストラップといったところでしょうか。。
現在でもみんなキーホルダーやストラップで個性を競ったりしますよね。一緒かな?
ちょっと横道。
【緑由】は個性を競っているわけではありませんが、
鍵には必ず鈴をつけます。
これは、我が家の(というか母親の)いいつけ(?)なのですが、
鍵を落とさないように
落ちたら音ですぐわかるようにと
物心ついた時から鈴がついていたのです。
先日、職場でエレベーターが開いていたので駆け込んだら
実は先輩が中で「開」を押して待っていて下さって
「鈴の音が聞こえたから、【緑由】が来ると思って。」
と。
本人はいつも聞いている音だから気にならないけれど、
鈴をリンリン鳴らして歩くの、認識されてる(笑)。
これも個性かしらん。
はい、余談終わり。
話を元に戻しますが、
この根付、江戸時代を中心に色々な材料・デザインが作り出されました。
色々な種類の木や骨(鹿の骨)などはもちろん
高級なものでは、
象牙なども使われました。
デザインも穴を開けただけのシンプルなものから
細かいところまで職人さんが細工を施したものまで
たくさんあります。
あまりの細工の見事さに
【緑由】も時々欲しいなーと思うことがあります。
お師匠が以前持っていた象牙の根付は、
時代を経て色んな人が大切にたいせつにしてきたもののようで
本当に美しい飴色になっていました。
象牙が最上のものとして扱われる理由がよくわかるなぁ、って思ったものです。
根付(ねつけ)は
てのひらに乗るくらいの小さいものが多く
場所をとらないし、高級なものでも手を出しやすいので
根付(ねつけ)専門のアンティークコレクターがいたりします。
アンティークを集め始めると
最初は色々なものを集めたりするのですが、
そのうち自分が好むものというのが分かってくるようで、
誰々さんは焼物、とか
誰々さんは根付、とか
誰々さんは軍隊物、とか
コレクターにも専門性がでてきます。
【緑由】はまだ試行錯誤。
焼物や刀が好きだったりしますが、
でもどちらかというと
そんな専門を持たずに
かわいい、とか
ステキ、とか
思ったものを皆さんにオススメできたら、
というのが願いだったりします。
そうです、
【緑由】はコレクターではないのでした(笑)。
お師匠の座右の銘
「骨董屋は収集家(コレクター)になってはいけない。」
を忘れてしまうところでした。。
さて、今日ご紹介しているのは、赤瑪瑙(アカメノウ)です。
別名・山珊瑚(ヤマサンゴ)ともいいます。
色々な形の
色々な大きさのものがあるので
組み合わせたり、
一個だけ紐を通してそのまま携帯ストラップにしたりする人がいます。
男性ならベルトをしているので、
その昔帯に挟んだように
ベルトにひっかけたりしているようです。
【緑由】の知り合いの先生もそのようにしていて、
粋だなあ、って思いました。
今も昔も変わらぬ人の暮らしを感じたような気がして
なんだか懐かしいような気持ちになったのでした。
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