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昨日に続き、今日も【緑由】がおススメする、地元・香川の隠れた名品についてお話します。。
今日はやきもの、神懸焼(かんかけいやき)についてです。
神懸焼(かんかけやき)は、香川県小豆島のやきものです。陶印に「神懸」とあります。
神懸(かんかけ)の名前の由来は、
①その昔、応神天皇が小豆島の岩肌に鉤(かぎ)を懸けて登ったことから鉤懸(かぎかけ)→神懸(かんかけ)と呼ぶようになったから
②その昔、神功皇后が三韓より帰ってきたときに小豆島に立ち寄り、土を発見した
など色々あります。
小豆島には、自然が美しい寒霞渓(かんかけい)という観光地がありますが
明治時代中ばになって平賀源内(ひらがげんない)の直弟子、久保祖舜(くぼそしゅん)の助言を得て、この寒霞渓で神懸焼をつくりあげました。
平賀源内(ひらがげんない)がつくった源内焼(げんないやき)は、京焼の流れを汲んでおり神懸焼(かんかけやき)も同じです。
質感などは、京焼とそっくりです。
神懸焼(かんかけやき)は、二種類の釉薬がかかっていることが特徴です。
焼成中にその釉薬同士が混じりあい独特の色味を出します。
この抹茶碗は、緑系の釉薬が二種類かかっているので少しわかりにくいですが、美しい色合いをしています。
抹茶碗の形は、
馬盥形(ばたらいなり)といいます。
馬の盥(たらい)のような形をしているところからきています。
夏の暑い季節に用いられる抹茶碗です。
基本的に、平らで口が広いものは夏用の抹茶碗だと考えていいかと思います。
ちょっと時期が早いかな(笑)。
2日連続で香川県の工芸品について話してしまいました。。
結構、すごい工芸品があるのにもったいないな。。
知名度が低すぎますね。。残念。
香川県は讃岐うどんだけじゃないぞお。