日別アーカイブ: 2010年11月19日

日本刀について。 -刀の種類・所有するには-

せっかく日本刀の話になったので、今日は日本刀のお話をしませう。 私には、まだまだ眼力も財力もないので取り扱えませんが、将来の目標としていつかは取り扱いたいなあと思うもの。 私の師匠が一番得意としている分野です(師匠はスーパーマンなので、焼物とかも得意です。えっ、こんなものも?!ってのも知ってたりする。。)。 他の骨董屋さんも師匠には一目も二目も置いていたりします。。。かっこいー、師匠。 さて、話を元に戻して。 日本刀は、長さによって色んな種類に分けられます。 基本は、30㎝と60㎝。 この二つを覚えておけば、分類はずいぶん楽になります。 まず、 ①30㎝以下 短刀(たんとう)と言います。時代劇で女性が帯にさして旅をしていたり、身近なところでは結婚式で白無垢の花嫁さんが帯にさしていたりしますね。 ②30㎝以上60㎝以下 脇差(わきざし)といいます。時代劇でお侍さんがさしている二本の刀の短いほう。 ③60㎝以上 これはさらに二つに分かれます。 A.刃を上にしてさす 刀(かたな)です。一般的に刀と聞くと皆さんが一番に思い浮かべるものね。お侍さんがさしている二本の刀の長いほうです。 B.刃を下にしてさす 太刀(たち)といいます。一番わかりやすいのは、聖徳太子の絵を思い浮かべたときに(聖徳太子が真ん中で両脇に子どもが描かれているヤツね、歴史の教科書とかでよく載ってるよね)、描かれているものです。刀と違って拵(こしらえ:刀を収納するもの)が違うのですぐわかります。 以上の4種類です。 おお! かんた~ん。 ま、厳密に言うとそれ以外の種類もありますが(寸延び短刀とか小太刀とか)、博物館で見るときにこの知識があれば便利だったりします。 デートの時に彼女に解説してあげたら、株があがるかも? だけど、 あなたが女性の場合、なるべく彼氏に解説してあげるのはやめておきましょう。 かなり包容力のある、謙虚な彼氏だとあなたの教養の深さに感心してくれますが、そうでない場合はドン引きされます。。。 間違いありません、経験者は語ります(笑)。 ちなみに職場でもちょっと。。一緒に働いていても変わった人扱いされます。。。 さて、今度はあなたが刀を所有したくなった時。 昨日も言いましたが、あなた自身が警察に審査されることはありません(前科がないかとか、精神病にかかった前歴がないかとかね。ものすごい誤解です)。この誤解がね、刀欲しいけど手続きとか難しそうってやめちゃう原因なのね。 刀には、登録証(正式には、「銃砲刀剣類登録証」)というものが必ずついています。これさえあれば、刀を所有することができます。審査などは一切ありません。あなたが登録されるのではなく、刀が登録されているのです。刀と登録証、このセットが揃っていれば誰でも刀を所有することができます。 簡単ってわかったら、刀欲しくなったかな? では次に刀の買い方について。 刀が欲しくなったらどこで買うか。一番手っ取り早いのはやっぱり骨董屋さんかな。 刀を扱っている骨董屋さんに行って色々見せてもらって、気にいったのを買う。 終わり。 早っ。 注意することは、 購入時に刀と一緒に登録証を必ず受け取ること。持ってないといわゆる銃刀法違反になるからね。もっとも、骨董屋さんはプロですから登録証を渡さないなんてことないと思うけど。 … 続きを読む

カテゴリー: アンティークなお仕事。, 日本刀なお仕事。 | コメントをどうぞ