カテゴリー別アーカイブ: アンティークなお仕事。

御砂焼。。。宮島焼

ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。下のアイコンを押してくださると、ブログランキングにカウントされ、ランキングが上がります。よろしくお願いします。 今日は、御砂焼についてお話したいと思います。。 まだメジャーな焼物のお話もできていないのに、御砂焼?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、、 ちょっとまとめて手に入ったのでご紹介したいと思います。 御砂焼(おすなやき)は、神砂焼(しんしゃやき)とも言い、宮島焼(みやじまやき)のことを言います。広島県廿日市市で焼かれている焼物のことです。 この地域の人々が旅に出るとき、お守りとして宮島の砂を持って行き、無事に帰ってきたときにその砂を使って焼物をつくり、神前に供えたということから始まったようです。 京焼や伊万里、九谷焼のような派手さはありませんが、素朴で温かみのある感じがとても優しい印象を受けます。。 また、地域からして萩焼のような趣もある気がします。。 宮島の砂を混ぜて焼くので、縁起物としても喜ばれるようです。 「御砂」とうい文字が、また 「宮島焼」という文字が見えます。 一度、夫婦湯呑みを取り扱ったことがあるのですが、今回もご縁があったようで、 抹茶碗と建水(こぼし)が手に入りました。。 これからの季節、こんな温か味のある器を使ってのお茶席も良いものかもしれません。。 また、抹茶碗はお茶碗として 建水(こぼし)は剣山を入れて花器として お使いになられるのもいいかもしれません。。。 お道具は、お茶席のみでしか使えない。 こんな常識をとっぱらって、 日々の生活を心豊かなものにしませんか。。

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今日(京)は楽焼。。

ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。下のアイコンを押してくださると、ブログランキングにカウントされ、ランキングが上がります。よろしくお願いします。 今日は京焼、特に楽焼についてお話しませう。 京焼はもちろん、京(現在の京都府)でつくられた焼ものです。 「一楽、二萩、三唐津」 ということばがありますが、京焼の中でもとくに「楽焼」は、とても好まれるものです。 これが楽焼。 陶芸をたしなむお友達にいただきました。 抹茶碗では、イチバン楽焼が好きなんですと言ったら 「わかってるね~!」と この抹茶碗を下さいました。 特に楽焼の中でももっと好きなのが 黒楽。 黒楽は、抹茶の緑が最も映える器だと思います。 これもそのお友達が焼いて下さいました。。 しかも、 この黒楽はオーダーメイド! 黒楽茶碗のこんな形でこれくらいの大きさのが、とても好みなんです。 といったら、 「わかった。今度焼いてあげる!」と。 すごい、 嬉しすぎました。 実は、その後体調を崩して少し長い間入院しなくちゃいけなかったのですが、 そのときにこの抹茶碗で抹茶を頂いていました。 病院で、抹茶をいただく。。 かなり贅沢な入院生活でした。 看護師さんも面白がってた。 「この子、若いのに~。」 みたいな目で見られて。 まあ、入院生活が少し長かったので、 周りはどんどん退院していくし ちょっとした牢名主(!)みたいになっていたのですが(笑)。 私は、茶道は習ったことがないのですが、 見よう見まね おいしくいただく心が何より大事と 時々自分でたてていただくことがあります。 いつか、お茶を習いに行けたらいいなあ、、、と趣味としてもお仕事としても思います。 今日ご紹介した抹茶碗は残念ながら非売品です。 他の焼物の抹茶碗を近々出品予定ですので、お楽しみに。。。

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カタパン。

ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。下のアイコンを押してくださると、ブログランキングにカウントされ、ランキングが上がります。よろしくお願いします。 iPhoneの写真を整理していたら、こんな写真がでてきました。 香川県善通寺市にある熊岡菓子店です。 善通寺?といわれてもピンとこない方がいらっしゃるかもしれません。 では、 弘法も筆の誤り ということわざををご存知ですか? とても字が上手で有名だった空海さんでも字を間違えた 猿も木から落ちる と同じ意味でつかわれることわざです。 この 高野山で真言宗を開いた空海(弘法大師)さんの生まれた地が香川県善通寺なのです。 その善通寺の境内の中の細道にあるのが、この熊岡菓子店。 カタパン といわれるお菓子がとても有名で朝早くから買いに来るお客さんがいるくらいです。 カタパンは昔ながらの駄菓子、といった感じ。 そのほかにも そばぼうろ 乳ボーロ 昔懐かしお菓子たちが手作りされています。 このお菓子たちにももちろん会いたかったのですが、 何よりも会いたかったのが、このお店!! レトロそのものです。 お菓子を入れるケースもとっても素敵。 使いこまれた でも 大切にされてきた味わいがとてもよくでています。 こんなケース、 いつかお店で取り扱いたいなあ。。 本当に、ずーっと眺めていたいような雰囲気のお店でした。 お菓子ももちろんとってもおいしかった! 近々、また買いに行きたいなあ。。 。。。高速料金払ってでも(笑)。 高速料金払って駄菓子を買いに行くのは、私くらいかしらん(笑)。

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そばちょことアンティーク用語。その2

ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。 みなさまのおかげで、ただ今11位!ぐんぐん上昇しております。 ありがとうございます。。 こんにちは。 先日に引き続き、アンティークのはじめの一歩「そばちょこ」についてお話したいと思います。 そばちょこは、伊万里焼のものが多いです。 そして、一番多いのが染付。 白い肌に藍色で模様が描かれているものです。 前回もお話ししましたが、これは天明様式と言って1800~1840年代につくられたものです。 その特徴は、 ①東屋 ②山水 ③遠山 ④鴎文(かもめ) の図柄にあります。 時代によって、図柄や藍の濃淡が変わってきますので、これも時代特定のヒントとなります。 近年、そばちょこブームにのって事典が出版されました。 『年代別 蕎麦猪口大事典』   監修・執筆:大橋康二   講談社  2009年 参考になさって下さい。 ちなみに私もこの本で勉強中。。。図版がたくさんありますので、眺めているだけでも中々面白いです。カタログみたいで見ていて飽きません。 この本、 実は、去年のクリスマスプレゼントでした(笑)。 誰かが何かをプレゼントしてくれるといったら、普段自分では高くて買えない本をねだってしまうのです。色気も何もあったもんじゃありません。。 でも、嬉しかったりします。本。 今は、篆刻辞典が欲しい。。。 サンタさん、お願いします。。(笑)。 話が横道にそれました。 さて、あとは蛇の目高台。 前回さらっと流してしまいましたが、 このような高台を「蛇の目高台」といいます。 ♪雨雨降れふれ母さんが、蛇の目でお迎え嬉しいな♪ と童謡にありますが、この「蛇の目傘」も同じデザインです。 つまり、 ヘビの目に似たデザインということです。 円の中にもう一つ円が入っている感じ。 このような高台になっていると 時代がぐっと上がり(古くなるということ)ます。 染付の 蛇の目高台の … 続きを読む

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アンティーク、はじめの一歩「そばちょこ」とアンティーク用語。

ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。 ちょっと間があいてしまいました。。。 今日は、和ものアンティークのはじめの一歩。「そばちょこ」のお話をしませう。 そして、それと一緒にアンティークの世界で使われる言葉もご紹介します。。 和ものアンティークの収集をはじめる時、 色々な本に、 「大きさも値段も手ごろな、そばちょこから始めるのがオススメです。」 と書いてあることがよくあります。 壺や大皿などとは違って、そばちょこはたくさん集めても場所をとることが少なく、お値段も比較的安いのでこのように紹介されます。 私も、そばちょこを扱うのはひとつの夢でした。 仕入れた時には「ああ、骨董屋さんになったんだなあ。。。」と嬉しくてワクワクして、家に帰ってもずーっと触って眺めていたものです。 手のひらの中にすっぽりと収まって、手触りも良い。 撫でながら幸せな気分になります。。 そばちょこは、蕎麦猪口と書きます。 文字通り「蕎麦」を食べるときにだしを入れるのに使う「猪口」。 今でもその用途のために集める方もいますが、私はどちらかというとインテリアにされるのをオススメします。 ちょっとした所に飾って眺める。 とってもステキです。 また、インテリアに使うのであればニュウやカケ・ハマグリなどあっても大丈夫なので、よりいいものを安く手に入れることができます。 さて、 ニュウ? カケ? ハマグリ? 一体何のことでしょう? 。。。アンティークの世界には独特の言葉があります。 この言葉を知っていることで、あなたもアンティークコレクターになれます。骨董屋さんでこれらの言葉を使ったら、「むむ。。。おぬし、できるな。」なんてことを骨董屋さんに言われるかも?しれません。 また、今からご紹介する言葉は残念ながら、アンティークたちの短所になってしまうので値引きの対象となります。 時代が上がった(古くなるということ、より昔のもの)ものでもよりお安く手に入れられるので、このようなアンティークたちの短所も気にならない方ならもってこいです。 では!ご紹介しましょう。 ニュウというのは、 「入」とも書きます。 写真のようにまっすぐ入っている亀裂(ヒビ)のことで、内外まで貫通していると液体を入れた時に漏れる恐れがあるため、短所となってしまいます。 次に、カケとは、 欠けと書き、これまた文字通り写真のように欠けていることです。 これも、見栄えが悪いために短所とされます。 最後、ハマグリとは、 カケよりもさらに欠けが目立つものをいいます。貝の蛤(はまぐり)のように大きく欠けているためこのように言われます。 これまた、見栄えが悪いため値引きの対象になってしまいます。 他にも色々な言葉がありますが、以上の3つがだいたい代表とされるものです。 完品(どこにも短所がない品)を求められるのであれば、これらの短所がない品をお求めください。 … 続きを読む

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ガラスの見分け方。

ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。 今日のテーマは、「ガラスの見分け方」。 すごく大風呂敷を広げてしまいましたが、 範囲は昭和レトロ。昔懐かしガラスたちのご紹介です。 ガラス器は特に女性に好まれます。 かくいう私も、ガラス器は大好きです。骨董市に行った時も、ついついガラス器に目がいってしまいます。 過去出品して購入いただいたコたちも、泣く泣くお嫁に出したというのが正直なところ。 素敵な女性のもとへもらわれていくんだろうなと想像して笑顔で送りだしていたのですが、実は、、、出品してみたら案外男性のお客様が多かったので驚きました。 ガラス器人気は、男女問わないのかもしれません。 さて、では早速ガラス器たちをご紹介しましよう。。。 ガラス皿、いわゆるアイス皿とかかき氷皿とかいわれるものです。 かき氷やフルーツなどを入れて食べるのに使われました。 このころのガラスは、現在の一点の曇りもないものと違ってどこか温か味が感じられます。 それもそのはず。 吹きガラスでガラス板をつくったり、簡易のプレス機でつくったり。 少し形が歪んでしまっても、ちゃんと商品として流通していたのです。その歪みが逆に味となってガラスたちの個性となります。現在の無機質なガラス食器とは全く違う、それぞれ魂が宿った食器たちです。 紅色やスミレ色。今ではあまり見られない色が素敵ですよね。 古いガラスの見分け方のひとつは、気泡。 今のものではわざとでない限り、気泡が入ってしまったら生産段階で不良品としてはねられてしまいますが、このころのものは、ほとんどに気泡が見られます。 例えば、これ。 飴色の素敵な深皿です。 この器には、 小さな小さな気泡が入っています。ここがポイント。 この気泡が、昭和レトロの証なのです。 骨董屋さんで見分ける際には、この気泡もひとつのヒントにしてくださいね。 気泡があれば、時代があるガラスである。 はい、 骨董屋さんの敷居が、またひとつ低くなりましたか? もしそうなら、私にとっても嬉しいことです。 でも、時代があってもなくても やっぱりあなたの好きなガラス器を選んでください。 高いたかーいガラスを買って人に自慢して喜ぶよりは、 安いやすーい、キズがあったり少し欠けているガラス器を買って、 あなたとその周りの親しい人たちが そのガラス器を愛でながら、 あるいは そのガラス器を使って、楽しいまったりゆったりする時間を過ごして下さる方が、 私はとっても幸せな気がするのです。 あなたの豊かな時間を、是非昭和レトロなガラス器と共に過ごしてください。。 昭和レトロな飴色のガラス深鉢やその他のガラス器をYahoo!オークションで出品中です。 … 続きを読む

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アンティークな一日。

ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。 寒いですねー。 冬がきました。。もうすぐ12月ですけど(笑)。 昨日スーパーに行ったら、BGMでクリスマスソングが流れていました。 ♪santa claus is coming to town♪ 今年のクリスマスも教会に行けたらいいなー。 いえ、私はクリスチャンではないのですが、知り合いの人が敬虔なクリスチャンで、去年正式な教会のクリスマス会に呼んでいただいたのです。 キリスト教徒になるように勧められたりはしないので、とても行きやすい教会でした。 宗教をどうこう語る気は毛頭ないのですが、何かを信じて、優しい気持ちになって人に接することができるのはステキなことだな、と思います。 さて、今日は骨董市に行ってきました。 海辺の市は寒い、さむい。 でも、海と空がとてもキレイでした。 骨董屋さんは、とてもユーモアのある人や知識豊富な人がいっぱい。 いつも勉強させてもらっています。 私が買ったのは、、 備前焼のコーヒーカップです。 吉岡初稲作のもので見込みには緋襷(ヒダスキ)も入っています。 近々ショップの方にアップできるといいな。 備前焼は、焼物の中でも結構好きなものの一つです。 独特の色合い、緋襷やゴマ釉薬。 素朴な中にも深い味わいがある逸品です。 人気のある焼物でもありますね。 あとは、空海の軸とトランペット! 空海筆の「風信帖」の軸はとても有名で、原本は社会の教科書や資料集にも載っています。 やっぱり、古文書の類(書跡の軸も含む)は本能的に好んでしまいます。 古文書が読めるというのは、私が思っているよりもすごいことらしいです。 お師匠も、「古文書が読めるのはキミの強みです、精進しなさい。」と言って下さるので、それを信じて頑張ろうと思います。 トランペットは。。。(笑)。 中学時代にクラリネットとトランペットだけが吹けなかったという思い出があって。 いつかリベンジしたいとずっと思っていました。 今日購入して吹いたら、ちょっと音が出る! わーい。練習したら吹けるようになるかも!! でも、、、何処で吹きましょう? ご存じのようにトランペットは音が大きくて高いんです。。。 うちはマンションです。 … 続きを読む

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日本刀について。 -刀の種類・所有するには-

せっかく日本刀の話になったので、今日は日本刀のお話をしませう。 私には、まだまだ眼力も財力もないので取り扱えませんが、将来の目標としていつかは取り扱いたいなあと思うもの。 私の師匠が一番得意としている分野です(師匠はスーパーマンなので、焼物とかも得意です。えっ、こんなものも?!ってのも知ってたりする。。)。 他の骨董屋さんも師匠には一目も二目も置いていたりします。。。かっこいー、師匠。 さて、話を元に戻して。 日本刀は、長さによって色んな種類に分けられます。 基本は、30㎝と60㎝。 この二つを覚えておけば、分類はずいぶん楽になります。 まず、 ①30㎝以下 短刀(たんとう)と言います。時代劇で女性が帯にさして旅をしていたり、身近なところでは結婚式で白無垢の花嫁さんが帯にさしていたりしますね。 ②30㎝以上60㎝以下 脇差(わきざし)といいます。時代劇でお侍さんがさしている二本の刀の短いほう。 ③60㎝以上 これはさらに二つに分かれます。 A.刃を上にしてさす 刀(かたな)です。一般的に刀と聞くと皆さんが一番に思い浮かべるものね。お侍さんがさしている二本の刀の長いほうです。 B.刃を下にしてさす 太刀(たち)といいます。一番わかりやすいのは、聖徳太子の絵を思い浮かべたときに(聖徳太子が真ん中で両脇に子どもが描かれているヤツね、歴史の教科書とかでよく載ってるよね)、描かれているものです。刀と違って拵(こしらえ:刀を収納するもの)が違うのですぐわかります。 以上の4種類です。 おお! かんた~ん。 ま、厳密に言うとそれ以外の種類もありますが(寸延び短刀とか小太刀とか)、博物館で見るときにこの知識があれば便利だったりします。 デートの時に彼女に解説してあげたら、株があがるかも? だけど、 あなたが女性の場合、なるべく彼氏に解説してあげるのはやめておきましょう。 かなり包容力のある、謙虚な彼氏だとあなたの教養の深さに感心してくれますが、そうでない場合はドン引きされます。。。 間違いありません、経験者は語ります(笑)。 ちなみに職場でもちょっと。。一緒に働いていても変わった人扱いされます。。。 さて、今度はあなたが刀を所有したくなった時。 昨日も言いましたが、あなた自身が警察に審査されることはありません(前科がないかとか、精神病にかかった前歴がないかとかね。ものすごい誤解です)。この誤解がね、刀欲しいけど手続きとか難しそうってやめちゃう原因なのね。 刀には、登録証(正式には、「銃砲刀剣類登録証」)というものが必ずついています。これさえあれば、刀を所有することができます。審査などは一切ありません。あなたが登録されるのではなく、刀が登録されているのです。刀と登録証、このセットが揃っていれば誰でも刀を所有することができます。 簡単ってわかったら、刀欲しくなったかな? では次に刀の買い方について。 刀が欲しくなったらどこで買うか。一番手っ取り早いのはやっぱり骨董屋さんかな。 刀を扱っている骨董屋さんに行って色々見せてもらって、気にいったのを買う。 終わり。 早っ。 注意することは、 購入時に刀と一緒に登録証を必ず受け取ること。持ってないといわゆる銃刀法違反になるからね。もっとも、骨董屋さんはプロですから登録証を渡さないなんてことないと思うけど。 … 続きを読む

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