-
最近の投稿
最近のコメント
- 日本刀を持ちたい時。購入と所持者変更届け。 に 【緑由】 より
- 日本刀を持ちたい時。購入と所持者変更届け。 に 松永文雄 より
- 日本刀を持ちたい時。購入と所持者変更届け。 に 【緑由】 より
- 日本刀を持ちたい時。購入と所持者変更届け。 に 松永文雄 より
- 日本刀を持ちたい時。購入と所持者変更届け。 に 【緑由】 より
2025年4月 月 火 水 木 金 土 日 « 5月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 カテゴリー
ブログロール
メタ情報
カテゴリー別アーカイブ: アンティークなお仕事。
伊万里の瑠璃。。。御神酒徳利(おみきとっくり)の使い方。。。
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 INTERNET SHOP 【緑由】オープンしました! 実は、 INTERNET SHOP 【緑由】 昨日、オープンしました。 あまりにもひっそりとオープンしたので、 店主の【緑由】さえ、昨日のブログで報告し忘れたくらいです(笑)。 もっと派手に宣伝したらいいのでしょうが、 のんびりまったり、ゆっくりとお客様とのコミュニケーションをとりたいと思っていますので、 これくらいがちょうどいいかな?と思います。。 このブログを読んで 【緑由】がご紹介するアンティークたちに興味を持ってくださったら、 とても嬉しいことです。 もちろん、アンティークをお嫁やお婿にもらってくれて 末永くかわいがってくださるのは、もっと嬉しいことですが。。 さて、今日は御神酒徳利(おみきとっくり)についてお話しませう。。 御神酒(おみき)は神様へお供(そな)えするお酒のこと、 徳利はお酒やお醤油など液体のものをいれる器のことです。 ふつう徳利は数にはこだわりませんが、 御神酒徳利(おみきとっくり)の場合は一対(いっつい)、つまり2点で一組として供(そな)えられます。 また首の部分が細長く、鶴首(つるくび)のようになっているのも特徴です。 なぜこのような器を徳利(とっくり)というのかについては、色々な説がありますが、 お酒を注(つ)いだ時に、「とくりとくり・・・」というからだという話があります。 この徳利(とっくり)もきちんと 「とくりとくりとくり・・・」と よくお酒のCMであるような 何とも言えないまろやかでおいしそうな音がします。 次はやきものについですが、 これは伊万里焼の瑠璃(るり)というものです。 高台部分の素地の白さは伊万里独特のものです。 また釉薬は瑠璃(るり)といわれる鮮(あざ)やかな紺色(こんいろ)です。 たった一色ですが、心に残る色です。。 今使われている徳利(とっくり)とはまた違った、アンティークらしい形。 珍しい色。 こんな御神酒徳利(おみきとっくり)は、今では インテリアや一輪挿しとして使われる方が多いようです。 2点セットですが、1点ずつ離れて置いてもいいかと思います。 お家に遊びに来たお客様に 「あれ?さっきも見たのに、ここにも同じものがある♪」 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
萩焼。。。その特徴と魅力。
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 年末の疲れもそろそろ出始めて。 今日は半日、ぐーぐーぐー。 まったりのんびりが好きな【緑由】の本領発揮!な一日でした。 いや、これは怠け者なだけかな。。。(笑)。 さて、今日は萩焼についてお話したいと思います。 やきものはよく「一楽、二萩、三唐津」と言われたりします。 萩焼は、やきものの中でも2番目によいとされているやきものです。 萩焼の歴史は今から400年ほど前から始まります。。 豊臣秀吉の時代、朝鮮の陶工が来てやきものを焼き始めたのが最初です。 現在の山口県萩市で焼かれました。 藩主である毛利輝元が自分の藩で作らせ、毛利藩の御用窯となりました。 萩焼は、長い時間をかけて低い温度でゆっくりと焼かれます。 そのため、感触的に柔らかい感じがして、表面には細かいヒビが入ります。 もちろん、このヒビは欠陥ではありません。 このヒビを貫入(カンニュウ)といい、器に水分を入れた時にその水分を吸収するという特性があります。 つまり、長く使えば使うほど色んな水分を吸収し、器自体の色味が変わっていくのです。 抹茶碗では、その水分は抹茶であるため、 それを「茶慣れ(ちゃなれ)」といいます。 もしくは、「萩の七化け(はぎのしちばけ)」といったりします。 デザインは、素朴なものがほとんど。 模様をつけたりはせず、 釉薬(ゆうやく。土の上からかけるコーティングのこと)も透明や白く濁るものがかけられるくらいです。 そして高台に少し特徴があります。 それは、切高台(きりこうだい)と呼ばれる形。 高台の一か所を三角に削って(切って)いるのです。 つまり、 切高台(きりこうだい)になっていたら、まず萩焼とみるところから入っていってもいいかと思います。 以上、萩焼のお話でした。。。 今日はちょっぴり堅苦しいお話になってしまいましたね。 【緑由】が個人的に持っている萩焼のイメージは、 「とっても優しい薄紅(うすべに)色の柔らかいやきもの」です。 絵付(えつけ。表面に描かれる模様や柄のこと)も特になく 柔らかな白の釉薬(ゆうやく)がかかった女性のようなやきものだなあ、といつも思います。 眺めていると、ほっこりします。 使えば使うほど、雰囲気が変わる器というのも魅力的ですね。 器と一緒に歴史を刻めるなんて素敵。 長い時間を共に過ごして、 そのあとは次の人に受け継いでもらう。 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
伊万里、印判手(いんばんて)について-和ものアンティークを今の生活に-
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 年の瀬も押し迫ってきました。 私も負けず、大掃除。。。アンティークの(笑)。 家の片づけは後回し。ついつい好きなことをやってしまいます。 昨日は、お風呂場で大わらわ。 水浸しになりながら、陶磁器や漆器を洗ってホコリを落としました。 今朝も朝から水につけて汚れを浮かしていた磁器をもう一度洗って、拭いて。。。 綺麗になったコたちをカメラに収めていきました。 疲れましたが、楽しいことをしていると、ホント疲れも忘れてしまいます。 これからどんどん yahoo!オークションや INTERNET SHOP 【緑由】へ 出品していきたいと思っています。。。 せっかくなので、今日は綺麗になったコたちをちょっぴりご紹介。。。 伊万里焼・印判手(いんばんて)についてお話します。。 それと、このどうみても和ものな印判手(いんばんて)の食器を今の暮らしにとりいれる方法もお教えしちゃいます。。 伊万里焼の印判手(いんばんて)、猪口(ちょこ)です。 印判手(いんばんて)とは、同じ模様のものを大量につくるために 型紙摺絵(かたがみすりえ)や銅板転写で模様をつけたもののことです。 この技術で染付の早さが手描きのものと比べてとても速くなりました。 特徴は、 手で描いたものよりも線が細く、堅い感じがすることです。 ただ、細かい細工もできるようになりました。 印判手(いんばんて)は、こんにゃく印判(いんばん)といって古いものもありますが、 だいたいが明治以降のものが多いので 値段も安く、手に入れやすかったりします。 印判手(いんばんて)の面白いところは、 今では考えられないことですが、 模様が全部描かれていなかったりするところです。 このお皿。 よーく見ると端の方は、模様がなく白いままです。 型紙で摺(す)ったり、銅板で転写したりしているため、 端の曲がったところに、うまくうつせなかったことが原因だと思われます。 今では、不良品として廃棄、かもしれません。。。 でも、この時代はれっきとした正規品。 しっかり出荷されました。。 この大(おお)らかさ。。 味があって、とても愛しく思えてきます。。 きちんと描かれているより、 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
江戸の根付、現代のストラップ。
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 にほんブログ村 やってきましたね、クリスマス寒波。 寒い、さむーい。 外でも寒そうな風がびゅうびゅう、 普段は穏やかな瀬戸内海も白波が立っています。。。 えっと、今日はクリスマスです。 19時頃、外から「もろびとこぞりて」をうたっている声が聞こえてきました。 それも大勢で。 どこかの教会の聖歌隊でしょうか。。 私はクリスチャンではないし無宗教に近い人間なのですが、 それでも何かを信じることで 人に優しく接することができるなら それも素敵だな、って思います。。 さてさて、今日は根付(ねつけ)について。 根付(ねつけ)というのは、 江戸時代などに人々がつけていたアクセサリーのひとつです。 アクセサリーといっても、実はとても実用的で、 紐を通してお財布や印籠、煙草入れにつけ それを帯で挟んで落ちないようにしていました。 帯からちらりと見える、 そのちょっとした小物に 当時の人々はおしゃれと粋さを競ったのです。 現代でいうキーホルダーや携帯ストラップといったところでしょうか。。 現在でもみんなキーホルダーやストラップで個性を競ったりしますよね。一緒かな? ちょっと横道。 【緑由】は個性を競っているわけではありませんが、 鍵には必ず鈴をつけます。 これは、我が家の(というか母親の)いいつけ(?)なのですが、 鍵を落とさないように 落ちたら音ですぐわかるようにと 物心ついた時から鈴がついていたのです。 先日、職場でエレベーターが開いていたので駆け込んだら 実は先輩が中で「開」を押して待っていて下さって 「鈴の音が聞こえたから、【緑由】が来ると思って。」 と。 本人はいつも聞いている音だから気にならないけれど、 鈴をリンリン鳴らして歩くの、認識されてる(笑)。 これも個性かしらん。 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
師、走る12月もあともう少し。。。漆塗について-材質の見分け方-。
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 こんばんは。 一足早くクリスマスケーキを食べて、胸やけを起こした【緑由】です。。。(笑)。 今日は約一カ月ぶりに骨董市に行ってきました。。 海のそばで行われる骨董市だし、寒いのを覚悟してヒートテックのパッチ(今でいうレギンス?)まで着用していったのですが、 それほど気温が下がらなかったのと、、ストーブが山ほどあったのであまり寒いと感じることはなくてとても助かりました。。 今日の仕入れたものは、 二段重ねのお重です。 お正月も近いことだし(近すぎる?!) 今の時期にぴったりです。 このお重、一見地味に見えますが蓋裏を見てみるとなんと、 こんなに豪華な蒔絵が施されています。 拡大すると こんな感じ。 もみじはとても繊細で 雀(スズメ)はとてもかわいらしく飛び交い お花は豪華絢爛です。 職人さんの匠の技を垣間見たような気になります。 こんなお重に入ったおせち料理、とってもおいしそうに見えるだろうなあ。。 お正月は着物で過ごしたくなるかも。。 このころのお重の材質は、もちろん木材。 現在のようにプラスチックに漆を塗った簡易なものではありません。 なので、触っていても木のぬくもりが感じられるようですし、なんとなく落ち着く気がします。 昔のものはいいなあ、と感じる瞬間です。 さて、今回はお重を例に出しましたが 漆塗りのものは、その材質は大きく木材とプラスチックとに分けられます。 アンティークとして扱われるのは、もちろん木材の方です。 その見分け方についてお話します。 木材のものは ぶ厚みがあったり、よーくみると表面に木目がみえたりしますので、これを参考にして下さい。 そして何よりも明確にわかるのが 水に浮かぶ ということです。 プラスチックのものは、貯めた水にいれると必ず沈みます。。 お椀や木皿など、一見材質が分かりにくい時に試してみるといいと思います。 アンティークのプロも使うすぐれ技です。 是非、お試しあれ。 今日は、お正月までの期日も迫っていることだし、初めて仕入れたものを当日出品というスピード出品を体験しました。 yahoo!オークション【緑由】 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
織部焼で何しよう?
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 今日は織部焼についてお話しませう。 織部焼は、美濃焼です。 へ?となるかもしれません。 美濃焼の中に織部焼という種類があると思っていただいたらいいでしょうか。 美濃焼がかんきつ類なら、織部焼はレモンといったところ。 。。うまい例えではないかしらん(笑)。 さて、織部焼は戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した古田織部が始めた焼物です。 古田織部は、千利休の弟子でその中でも利休七哲に数えられています。 。。。難しいですかね。。。 えーっと むかし、千利休というとても有名なお茶人がいました。 豊臣秀吉にも愛され(のちに疑われて切腹させられましたが)、茶道にとても貢献した人です。 その千利休にはもちろん、たくさんのお弟子さんがいましたが、そのお弟子さんの中でも特にすぐれた人を7人集めて「七哲」といったのです。 利休と七人のお弟子。 3人加えて「十哲」という時もあります。。 さて、その七哲のひとりである古田織部が始めた織部焼は、 一目でそれとわかるようなデザインです。 この焼物も初心者にはとっても見分けやすい。 鉄釉と 緑釉です。 この茶色と緑のコントラストやデザインはとっても有名なのです。 鉄釉の素朴で飾らない色彩。 それでいて、緑釉で華やかさもあらわす。 わかりやすいですが、味わい深いのです。。。 織部焼は特に女性にとても人気のある焼物だそうです。 茶道具としてはもちろん、 お料理を盛り付けるのにもこの色彩が絶妙なバランスなのでしょうか。。 本日ご紹介したのは、お茶道具の建水(こぼし)です。 この建水、他にどのように使いましょうか。。 花入れ、小物入れ、、、 さすがにこれで牛乳を飲もうとは思いません(笑)。
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
日本刀の手入れの仕方。。
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 今日は、これまた久しぶりに日本刀についてお話したいと思います。 テーマは、「日本刀の手入れの仕方」。 前回、日本刀の購入の仕方をお話ししました。 晴れて日本刀を所持することになったら、 誰でもやりたくなるお手入れについてです。 みなさんが、時代劇などを見ているとよく 和紙を口にくわえ、片手に白い球状の何かを持ち、日本刀をポンポンやっているシーンがあります。 あれやってみたいという方、以外に多いんですよね。。 現代でも変わりなく、日本刀のお手入れにはあれを使います。 まず、 お手入れセットのご紹介。 こんな感じの木箱に入っていることが多いです。 金字で「刀剣 保存手入用具」とあります。。 中はこんな感じ。 目釘抜き、打ち粉、丁子油、柔らかい布などなど。 刀は鞘と目釘で止められているので、 まず目釘を抜かないと茎(なかご)が見られません。 お手入れは、茎(なかご)を出してからはじめますので、 まず目釘抜きで目釘を抜くところから始めます。。 刀を片手に持ち、もう一方の手でその手首のあたりを叩くと、柄(つか)から茎(なかご)が出てきます。。 茎(なかご)を持ち、ハバキを抜いて刀身だけにしてしまいます。 次に打ち粉をうって、刀身についた余分な油を落とします。 これが、よくみなさんの印象にある、ポンポンってやつです(笑)。 正式名称を「打ち粉」といいます。 拡大。 手に持った所からポンポンし始め、切先(きっさき、刀の一番先のところ)まで行ったら刀を裏返し、再び手に持った所に戻ってきます。 さて、ここで問題。 肝心の粉の正体はいったいなんでしょう? 小麦粉? 片栗粉? いいえ、実は 砥石の粉と鹿の角を細かく砕いて粉にしたもの が入っています。 余分な油を落とし、錆を生じさせないための先人の知恵、です。 次に余分な油を落としたら、今度は錆をよせずに保存するため、新たに油をひきます。 この油を丁子油(ちょうじあぶら)といいます。 丁子、、、調味料で言うグローブのことです。 独特のとてもよい香りがします。 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
今日も京焼。
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 お話する内容が、かたよってしまってますが。。 今日も京焼についてお話ししたいと思います。 祥瑞造の黒釉、筒形茶碗です。 私は、抹茶碗は黒色が一番好きです。 抹茶の緑が、黒色でとても映えるからなのですが、 仕入れでもやっぱり好きな黒色を多く仕入れてしまいます。。 筒形は、その名前のとおりふだんみなさんが想像する抹茶碗より少し高めの筒になっている形の抹茶碗のことをいいます。 筒形だと抹茶が冷めにくく、冬のお手前に使われたりします。 高台はこんな感じ。 白に近い上品な土色で、京焼だとわかります。 この抹茶碗は典型的な京焼なのですが、 京焼は、色々な形やデザインがあります。 焼物について、 その産地がわからなければ京にもっていけ といわれるほどです。 その理由は、 その昔、京の都は日本の中心であり、 日本全国から色々な陶工が京に集まり、 焼物を焼いたためだといわれています。 余談ですが、 逆に京から地方に陶工がやってきて京風の焼物を焼いたりもしました。 【緑由】の地元香川県では、平賀源内がつくりだした源内焼も 京焼の流れをくんでいます。 。。。源内焼。。。 いつか扱いたいなあ。。 京風の上品なデザインと独特の釉薬の色がとても魅力的だったりします。 さて、話を元に戻しましょう。 いつものように 抹茶碗を抹茶碗としてはもちろん、 他のものに使えないか考えると。。 ご飯茶碗、などどうでしょう? 筒形でちょっと深めですが、 だからこそ上品に見えるような。 紫蘇(シソ)のふりかけなんか振ったら料亭のご飯みたいに。 あとは、 最近マイブームの ぜんざいなんかどうかな。。 お椀代わりに抹茶碗。 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
備前焼について。
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 久しぶりに(!)アンティークなお話をしたいと思います。 今日は、備前焼について。。 備前焼は、備前国(現在の岡山県)の焼き物です。 日本には古代より六古窯(ろっこよう)といって、6つの有名な焼物がありますが、備前焼もそのひとつです。。 釉薬を使わず、焼成時に自然にできる景色を楽しむ焼き物です。 その素朴ながら深い味わいのある形や景色(模様)は、 自然のなせる業であり、とても人気があります。 土色は、どちらかというと褐色系でしょうか。。 焼物に詳しくない方でも、 備前焼から始められると見分けがつきやすくていいかもしれません。 備前焼を楽しむコツは ゴマ。 上部に見える黄色い点々のようなものです。 焼くときの灰が自然に溶けてくっついたものです。 次に 緋襷(ひだすき)。 文字通り 緋(赤色)の襷(たすき)がかかっているように見えるためです。 赤の線がたくさんはいっているでしょう? 他にも色々ありますが、 主な特徴としてはこれくらい。 特に緋襷(ひだすき)は、備前焼の特徴ですので見分けるときにとても便利。 それに美しいですしね。 備前焼は、ビールを飲むのに細かい泡がでてとてもいいといわれています。 他にも、焼酎を飲んだりするのにも雰囲気がでていいですよね。 日本酒などのお酒類を飲むイメージがあるようにも思います。 コーヒーカップ等もあります。 あとは、お茶道具や華道具としてもよく楽しまれます。 これは一輪挿しにしたり、茶入れにしたり。 ミニチュアの徳利は、野花をちょっと活けるのに最適です。もちろん、そのままインテリアとして飾っても。 先ほども言ったように、 備前焼は自然釉薬を楽しむ焼き物ですから、 ひとつとして同じものはできません。 色々な景色(模様)を楽しむ焼き物です。 そこが人気の理由なのかもしれません。。 さて、今回ご紹介した中に、 備前焼作家・吉岡初稲さんの作品があります。 の3点です。 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ
火縄銃のこと。
ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。下のアイコンを押してくださると、ブログランキングにカウントされ、ランキングが上がります。よろしくお願いします。 先日、仕事柄どうしても火縄銃の取り扱いに慣れないといけなかったため、急遽お師匠に講習をしてもらいました。。 火縄銃を作っていたのは当時の刀鍛冶。 ええっ、と思われるかもしれませんが銃身は刀と同じ鉄。 しかも鍛錬した良質の強い鉄でないといけませんから、当然と言えば当然なのです。 当時の刀鍛冶は、つくった火縄銃の銃身に自分の誇りを込めて刀と同じように銘を刻んでいます。。 さて、せっかくなので火縄銃の取り扱い方について少しご説明しましょう。。 その1 目釘を抜く。 その2 火ぶたを切る。 その3 銃身を外す。 終わり。 番外編 尾栓(びせん)を外す。 とっても簡単なのですが、 これが 手入れが行き届いていないとこうはいかないのです。。 錆さびで銃身が外れなかったり、 尾栓が抜けなかったり。 実際、そのあとお仕事で取り扱った時には、錆さびもしくは木の部分の膨張により銃身が外れませんでした(泣)。 火縄銃は、織田信長が武田勝頼を破った長篠の戦での三段撃ちが有名です。 無敵の武田騎馬隊を、火縄銃の短所を克服して使ったことにより劇的な攻撃力を発揮した、という話ですね。 実際、火縄銃は一度撃ってからとても時間がかかります。。 黒色火薬を入れ、「かるか」という棒でしっかりと詰めます。 これが中々、、、慣れていても時間がかかる。 そのロスタイムを三人並べて順番に撃つことによってなくす、という戦法でした。 現在でも、火縄銃を使ったイベントが時々ありますが、 この三段撃ちをすることがあります。 なるほど、納得。 見事にロスタイムがなくなっているのです。。 単純なようですが、 最初に思い立ったひとはやっぱりすごいな、と思います。 ちなみに 【緑由】の地元・香川県でも火縄銃のイベントがあります。 一番近くでは、香川県丸亀市の「お城まつり」。 甲冑に身を包んだ武士が火縄の実演をします。 毎年5月3日。 よろしければ是非おいでてくださりませ。 … 続きを読む
カテゴリー: アンティークなお仕事。
コメントをどうぞ