日別アーカイブ: 2010年12月16日

火縄銃のこと。

ブログランキングへのクリックのご協力をお願いします。下のアイコンを押してくださると、ブログランキングにカウントされ、ランキングが上がります。よろしくお願いします。 先日、仕事柄どうしても火縄銃の取り扱いに慣れないといけなかったため、急遽お師匠に講習をしてもらいました。。 火縄銃を作っていたのは当時の刀鍛冶。 ええっ、と思われるかもしれませんが銃身は刀と同じ鉄。 しかも鍛錬した良質の強い鉄でないといけませんから、当然と言えば当然なのです。 当時の刀鍛冶は、つくった火縄銃の銃身に自分の誇りを込めて刀と同じように銘を刻んでいます。。 さて、せっかくなので火縄銃の取り扱い方について少しご説明しましょう。。 その1 目釘を抜く。 その2 火ぶたを切る。 その3 銃身を外す。 終わり。 番外編 尾栓(びせん)を外す。 とっても簡単なのですが、 これが 手入れが行き届いていないとこうはいかないのです。。 錆さびで銃身が外れなかったり、 尾栓が抜けなかったり。 実際、そのあとお仕事で取り扱った時には、錆さびもしくは木の部分の膨張により銃身が外れませんでした(泣)。 火縄銃は、織田信長が武田勝頼を破った長篠の戦での三段撃ちが有名です。 無敵の武田騎馬隊を、火縄銃の短所を克服して使ったことにより劇的な攻撃力を発揮した、という話ですね。 実際、火縄銃は一度撃ってからとても時間がかかります。。 黒色火薬を入れ、「かるか」という棒でしっかりと詰めます。 これが中々、、、慣れていても時間がかかる。 そのロスタイムを三人並べて順番に撃つことによってなくす、という戦法でした。 現在でも、火縄銃を使ったイベントが時々ありますが、 この三段撃ちをすることがあります。 なるほど、納得。 見事にロスタイムがなくなっているのです。。 単純なようですが、 最初に思い立ったひとはやっぱりすごいな、と思います。 ちなみに 【緑由】の地元・香川県でも火縄銃のイベントがあります。 一番近くでは、香川県丸亀市の「お城まつり」。 甲冑に身を包んだ武士が火縄の実演をします。 毎年5月3日。 よろしければ是非おいでてくださりませ。 … 続きを読む

カテゴリー: アンティークなお仕事。 | コメントをどうぞ