日別アーカイブ: 2010年12月29日

萩焼。。。その特徴と魅力。

ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 年末の疲れもそろそろ出始めて。 今日は半日、ぐーぐーぐー。 まったりのんびりが好きな【緑由】の本領発揮!な一日でした。 いや、これは怠け者なだけかな。。。(笑)。 さて、今日は萩焼についてお話したいと思います。 やきものはよく「一楽、二萩、三唐津」と言われたりします。 萩焼は、やきものの中でも2番目によいとされているやきものです。 萩焼の歴史は今から400年ほど前から始まります。。 豊臣秀吉の時代、朝鮮の陶工が来てやきものを焼き始めたのが最初です。 現在の山口県萩市で焼かれました。 藩主である毛利輝元が自分の藩で作らせ、毛利藩の御用窯となりました。 萩焼は、長い時間をかけて低い温度でゆっくりと焼かれます。 そのため、感触的に柔らかい感じがして、表面には細かいヒビが入ります。 もちろん、このヒビは欠陥ではありません。 このヒビを貫入(カンニュウ)といい、器に水分を入れた時にその水分を吸収するという特性があります。 つまり、長く使えば使うほど色んな水分を吸収し、器自体の色味が変わっていくのです。 抹茶碗では、その水分は抹茶であるため、 それを「茶慣れ(ちゃなれ)」といいます。 もしくは、「萩の七化け(はぎのしちばけ)」といったりします。 デザインは、素朴なものがほとんど。 模様をつけたりはせず、 釉薬(ゆうやく。土の上からかけるコーティングのこと)も透明や白く濁るものがかけられるくらいです。 そして高台に少し特徴があります。 それは、切高台(きりこうだい)と呼ばれる形。 高台の一か所を三角に削って(切って)いるのです。 つまり、 切高台(きりこうだい)になっていたら、まず萩焼とみるところから入っていってもいいかと思います。 以上、萩焼のお話でした。。。 今日はちょっぴり堅苦しいお話になってしまいましたね。 【緑由】が個人的に持っている萩焼のイメージは、 「とっても優しい薄紅(うすべに)色の柔らかいやきもの」です。 絵付(えつけ。表面に描かれる模様や柄のこと)も特になく 柔らかな白の釉薬(ゆうやく)がかかった女性のようなやきものだなあ、といつも思います。 眺めていると、ほっこりします。 使えば使うほど、雰囲気が変わる器というのも魅力的ですね。 器と一緒に歴史を刻めるなんて素敵。 長い時間を共に過ごして、 そのあとは次の人に受け継いでもらう。 … 続きを読む

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