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日別アーカイブ: 2010年12月25日
真の雅人(みやびびと)。水石(すいせき)にみる雅(みやび)の世界。
ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 にほんブログ村 今日は、香南歴史民俗郷土館へ水石(すいせき)展を見に行ってきました。 香南町は高松市内にある町で、香川県で唯一空港のある町です。 香川県人は、ここから東京に向けて旅立ったりします。。 香南歴史民俗郷土館は、空港のすぐ近く。 中世の城・由佐城(ゆさじょう)があった所にあります。 館長さんは、とっても気さくで物腰がダンディな人。 水石(すいせき)素人(しろうと)の【緑由】に色々教えて下さいました。 せっかくなので、お話した内容を会話文でもう一度再現してみようと思います。 【緑由】ズバリ、水石(すいせき)の見方は? 【館長】一つの石から、自然を連想するとか石の持つ情感(じょうかん)を感じることです。 難しく考えず、石を見て色々なことを想像してください。この石は山に見える、とか人物に見える、とか。 そこにある石を使って、色々なイメージを持つことが大事です。 日本人の芸術は、ただそこにあるモノを観るだけではなくて、その後ろにあるものを想像力を働かせつつ観るということにあると思います。 【緑由】盆栽もそうですね? 【館長】確かに。でも盆栽はまだ人が手を加える余地があります。この枝は切ってしまおうとか、ここに花を咲かせようとか。 その点、水石はこれ以上手を加えることができません。ただ、そこにある形を飾るしかない。そこが水石が他の芸術よりもう一歩進んでいる点だと思います。 【緑由】なるほど。。。この石は香川県の山並みみたいです。低い山が連なってる。 【館長】そうそう、そんな風に観ていけばいいんです。 この石は、蟹(カニ)が爪で引っ掻いたように見えることから「蟹黒石」と呼ばれています。 【緑由】本当だ。。。 【館長】こんな風に一つひとつ石だけを観ていくのも良いですが、他のものを足してひとつの世界を創り出すのも水石の面白いところです。 例えばこんな感じ。 焼物の人物が空を見上げると、 掛け軸の鷹が大空を羽ばたき、 水石の山が悠然とそこにあるのです。 【緑由】うわぁ、本当に一つの世界が創り出されている! 【館長】狭い空間ですが、観る人の想像の世界は無限大、なのです。 他に、水石がそんな風にみえるということから創り出す世界もあります。 こんな感じ。 わかりませんか?もうちょっと拡大して。 観音様のお顔です。観音様がそこに鎮座していらっしゃるように見えることから、このように 厨子(ずし・仏像などを安置するためのもの)に入れてしまっています。これも一つの世界ですね。 【緑由】本当だ!観音様に見えます。優しいお顔立ちをしている。。 【館長】そんな風に見えるのも、【緑由】さんの想像力が働いてきたからですよ。 【緑由】そうなんですね。。あっ、これはポスターにあった水石(すいせき)ですね?薄い焼物の入れ物の中に砂を入れて、その上に水石(すいせき)を配置している。。 【館長】そう。この焼物を水盤(すいばん)といいます。こんな風に砂の上に水石(すいせき)を配置するのも一つの方法です。砂には小さい蟹(かに)が二匹います。肝心の水石(すいせき)には、滝が流れているような模様が入っています。 【緑由】えっ?!これ後からつけた模様じゃないんですか? … 続きを読む