日別アーカイブ: 2010年12月21日

日本刀の手入れの仕方。。

ブログランキングにご協力お願いしまーす。 ↓クリックして下さるとカウントされてランキングが上がります。。 今日は、これまた久しぶりに日本刀についてお話したいと思います。 テーマは、「日本刀の手入れの仕方」。 前回、日本刀の購入の仕方をお話ししました。 晴れて日本刀を所持することになったら、 誰でもやりたくなるお手入れについてです。 みなさんが、時代劇などを見ているとよく 和紙を口にくわえ、片手に白い球状の何かを持ち、日本刀をポンポンやっているシーンがあります。 あれやってみたいという方、以外に多いんですよね。。 現代でも変わりなく、日本刀のお手入れにはあれを使います。 まず、 お手入れセットのご紹介。 こんな感じの木箱に入っていることが多いです。 金字で「刀剣 保存手入用具」とあります。。 中はこんな感じ。 目釘抜き、打ち粉、丁子油、柔らかい布などなど。 刀は鞘と目釘で止められているので、 まず目釘を抜かないと茎(なかご)が見られません。 お手入れは、茎(なかご)を出してからはじめますので、 まず目釘抜きで目釘を抜くところから始めます。。 刀を片手に持ち、もう一方の手でその手首のあたりを叩くと、柄(つか)から茎(なかご)が出てきます。。 茎(なかご)を持ち、ハバキを抜いて刀身だけにしてしまいます。 次に打ち粉をうって、刀身についた余分な油を落とします。 これが、よくみなさんの印象にある、ポンポンってやつです(笑)。 正式名称を「打ち粉」といいます。 拡大。 手に持った所からポンポンし始め、切先(きっさき、刀の一番先のところ)まで行ったら刀を裏返し、再び手に持った所に戻ってきます。 さて、ここで問題。 肝心の粉の正体はいったいなんでしょう? 小麦粉? 片栗粉? いいえ、実は 砥石の粉と鹿の角を細かく砕いて粉にしたもの が入っています。 余分な油を落とし、錆を生じさせないための先人の知恵、です。 次に余分な油を落としたら、今度は錆をよせずに保存するため、新たに油をひきます。 この油を丁子油(ちょうじあぶら)といいます。 丁子、、、調味料で言うグローブのことです。 独特のとてもよい香りがします。 … 続きを読む

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